和建築設計事務所の基本理念
わたしたちは、日頃から建築士の社会における立ち位置を考えています。
「社会に貢献する良いものがないのであれば創る」を基本理念とし、ベストを尽くして取組みます。
無いものは創ろう
日本には、まだ無いものが多くあります。それは日本の社会がこれまで必要としなっかたものや、価値感が変わったことによるもの等です。それらは、建築物の用途にとらわれない利用方法、マテリアルにとらわれない工法、環境負荷の少ない新たな素材への移行、ジェンダーによらないライフスタイル、海外も含めた新たな「Supply System」等です。和建築設計事務所は、これまでの日本には「無いものは創る」ことに取組んでいます。また、海外で利用価値のある「Existing Japanese technology」を必要とする国と一緒に広めることにも取り組んでいます。
ニッポンの木を使おう
2000年の建築基準法の性能規定を盛り込んだ改正により、建築材料として木材利用の可能性は広がりました。
しかし、四半世紀過ぎた今日において、他の先進国と比べ木材利用はまだまだ遅れをとっています。
その理由は、木材の可能性を理化学的に証明し公開すること、木材についての啓発すること、木材の需要と供給の整備することが課題となっているからです。
わたしたちは木材の可能性を理化学的に解明し、木材産業関係者と伴に木材の建築に関わる技術を開発することで「木の国ニッポン」復活に貢献したいと思います。
「住まい手」が主人公になる「住まいづくり」
わたしたちの「ライフスタイル」は多様化しました。
それは、テレビ・ラジオや新聞・雑誌からの情報はもとより、海外生活体験機会が増え、インターネット等により容易に「ライフスタイル」の情報入手ができるようになったことと、これまでと違った仕事や家族構成、地域活動の変化によるものです。
「ライフスタイル」が多様化すると、これまでの「住まいづくり」では対応できなくなり、わたしたちは「ライフスタイル」に応えられる「住まいづくり」を探し求めます。
「住まい」はそこに住まう人の背景であるべきと考えます。例えていえば、住まう人が主人公、色あいはその人の「ライフスタル」、家はキャンバスと考えます。